ナポリFWゴンサロ・イグアインのユベントス移籍が話題になっているので、仮に移籍が実現したら起きるであろうメリット・デメリットをまとめみた。
メリット
- 選手層の充実
現在のFW陣はマンジュキッチ、チェッリ、ディバラ、ザザ、ティアムの5人。
チャンピオンズリーグとセリエAを狙うチームとしては、若干心もとない。
15-16シーズンに36ゴールを奪ったイグアインの加入は、モラタの抜けた穴を埋める以上の価値がある。
- セリエAのレベルアップ
ユベントスとは争う立場にあるローマのスパレッティ監督は、意外にも賛成の姿勢を示した。
「イグアインがユヴェントスに加入すれば、セリエAの全体的なレベルを引き上げることになるだろう。ユヴェントスはまた一人素晴らしい選手を手に入れ、CL優勝を目指すことになる。最も高い目標を持つことができる」
「結果として、ナポリは今までと同じく強いチームを作り上げるためにその金を使うことができるだろう。トップクオリティーの選手を4人や5人獲得できるはずだ」(引用 Gaol.comより)
セリエAが再び輝くには、ヨーロッパの舞台での躍進は必要不可欠。
ユベントスのCL制覇とセリエAのタレント増加は、結果的にイタリア全体を押し上げることになる。
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デメリット
- FW陣の不和
15-16シーズンのユベントスのFWのポジション争いは、テベスの退団もあり平等な形でスタートした。
そこで結果を残したディバラと、ハードワークをこなすマンジュキッチ、大事な場面で決めるモラタがファーストチョイスになった。
イグアイン加入の場合、昨季結果を残したディバラとイグアインが2トップを組む機会が増えるだろう。
今季もマンジュキッチに掛かる期待は大きいが、本人に不満が募らないようなマネジメントが必要だ。
- セリエAの停滞
先に挙げたメリットは、事がうまく運んだ場合に限った話だ。
もしユベントスがイグアインを獲得すれば、ローマからピャニッチ、ナポリからイグアインを結果的に奪う形になる。
昨季の1位のチームが2位、3位のチームから主力を獲得して、そのチームが補強に成功しなければ明らかに戦力ダウンになる。
結果の分かりきったリーグ戦は、魅力半減の戦いになってしまうかもしれない。
大物選手の移籍には常に大きなメリット・デメリットはあるが、ユベントスのCL制覇に必ず貢献できる選手なので、是非獲得してもらいたい。
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