国外クラブのみ有効な契約解除金がイタリアで広がる

セリエAのクラブの間で広がり始めている国外クラブのみ有効な契約解除金についてまとめました。

  • マウロ・イカルディは、インテル・ミラノと1億1000万ユーロの契約解除金という条項を盛り込み(2021年までの)契約延長をした。
  • またアンドレア・ベロッティは、トリノと(2021年までの契約延長に)サインし、1億ユーロの契約解除金が設定された。
  • これらはすべて国外クラブのみ有効な契約で、イタリア国内の主要クラブで広がりつつある。(情報:calciomercato

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calciomercatoの記事の主題はディバラ、ボヌッチ、ルガーニの契約延長に際して、ユベントスはこうした違約金を設定しないだろうということなのだが、前半部分も見逃せない。

つまりマンチェスター・シティが1億ユーロ払えば契約解除するが、ユベントスが1億ユーロ用意しても契約解除はしないという、明らかなユベントスに対する引き抜き対策。

今夏のピアニッチ、イグアイン獲得が与えた衝撃は、相当大きかったということなのでしょう。

優秀な選手を発掘・育成するたびにユベントスに引き抜かれるのは避けたいというのは当然だし、ユベントス以外の国内クラブにスクデットの可能性が閉ざされてしまうのは望ましくはない。

だがイタリアでブレイクした選手がステップアップを考える時、ユベントスやACミラン、インテル・ミラノ、ローマといったクラブへの移籍の可能性が閉ざされてしまう。

Il rinnovo di Belotti fino al 2021 #SFT

Torino Football Clubさん(@torinofc1906)が投稿した写真 –

例えばトリノのFWアンドレア・ベロッティという若き逸材は、契約終了までトリノに残留し続けるか国外移籍の2択のみ。

国内のライバルによる主力選手の強奪と、イタリア人ストライカーの国外流出を天秤にかけて、トリノは後者のほうを選んだということ。

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プロサッカーの根底にあるのはビジネス、それぞれのクラブにとって(お金だけでなく順位や様々な面で)最も利益を生む選択をするのは当たり前のことなので、この契約を単純に批判することも出来ない。

もちろんすべての選手が違約金を設定された契約を結ぶわけではなく、交渉によってクラブ間の合意で違約金を決定する場合もある。

ただ今シーズンのユベントスはセリエA6連覇も現実味を帯びてきており、イタリア国内の反ユベントスの流れはピッチ内外の両面で止まることは無さそう。

今後ユベントスにとってセリエAで実績のある即戦力の獲得が難しくなれば、国外からの獲得はもちろん、若い選手の青田買いや下部組織プリマヴェーラの充実が大切になる。

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KEAN BIOTY MOISEさん(@moise_kean)が投稿した写真 –

モイーズ・キーンやマルキジオのような選手は簡単に現れるものではないが、新しいスター選手候補は世界中にいる。

すでにユベントスは多くの将来有望な選手に触手を伸ばしているが、今後はさらにその動きは活発になりそう。

国外クラブのみ有効な契約解除金というシステムがどれくらい広がっていくのかはまだわからないが、少なくともユベントスの移籍市場では、2016年夏のような国内クラブからの主力選手獲得はしばらく起こらないかもしれない。

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2 comments for “国外クラブのみ有効な契約解除金がイタリアで広がる

  1. genoa
    2016年12月6日 at 8:19 PM

    ベロッティの解除金凄いなとだけ知っていましたが、そのような特別条項は知りませんでした。
    バイエルンのようになってもつまらないので仕方ないかなという面もありますが…
    ユヴェントスはイタリア人のスターが沢山いて欲しいという気持ちもありますので複雑です。

    • socceromoteura
      2016年12月7日 at 9:13 AM

      やはりイタリア人選手の国外流出は避けたいですよね。
      ただそれぞれのクラブの事情にあまり口出ししても仕方がないので、自分のチームにしっかりと目を向けていようと思います。

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